ミシンの話
ずいぶん前(2010年1月)にも触れたことがあるのですが、自宅にミシンを置いて、ものづくりをしてみたいという方が時々いらっしゃるので、実際にミシン(直線縫いミシン)を購入する際のご参考までに…。
直線縫いミシンの種類を大雑把に分けると、工業用、職業用、家庭用ということになります。
工業用は、工場で一日中ぶっ通しで踏み続けて使うことを前提につくられていますから、頑丈なのは言うまでもありません。重い鋳物のボディで、モーターも大きなものが別体で取付けられています。天板も大きく、横幅は大体120センチ位あります(当店では狭いスペースに収めるため、大胆にも丸ノコで90センチにカットしました)。運搬には2人必要です。100V電源のものであれば、家庭でもそのまま使えます。基本的なメンテナンスを怠らなければ、まず故障しません。新品価格は30万円~といったところでしょうか。
職業用は、手内職のプロの方達も使うポータブルタイプのミシンです。こちらは基本構造は工業用と変わりませんが、モーター内蔵型で、ボディはプラスチックを多用しているので軽く、持ち運びも可能です。耐久性は工業用には及びませんし、パワー不足で厚物縫いは限界がありますが、中厚くらいのものまでなら充分使えます。10万円くらいから。需要が高いので、中古でも4万円以上はするようです。
家庭用は、直線縫いだけの単一機能のものは少なくて、切り替えスイッチでジグザグ縫いやら、ロック始末やらが出来たりしますが、負荷の少ない薄物しか縫えず、長く使っていると必ず故障します。不動状態になったものをバラしたことがあるのですが、ギヤ周辺のパーツにプラスチックがコーティングしてあり、それが経年劣化でひび割れたのが故障原因でした。マンション等で使うことも考慮して、音や振動が出ないように対策してあるのかもしれませんが、プラスチックは、(仮に使っていなくても)経年劣化していきます。また、機械式と違いコンピューターが入っているので、基盤もいずれダメになります。値段はピンキリですが、高額なものでも必ず壊れて粗大ゴミになるので、買わない方が良いでしょう。
ちなみに、(レザー用)上下送り直線縫いミシン、チェーンミシン、横振りミシン、八方ミシンといった単一機能の特殊ミシンは、すべて工業用ということになります。
直線縫いミシンの種類を大雑把に分けると、工業用、職業用、家庭用ということになります。
工業用は、工場で一日中ぶっ通しで踏み続けて使うことを前提につくられていますから、頑丈なのは言うまでもありません。重い鋳物のボディで、モーターも大きなものが別体で取付けられています。天板も大きく、横幅は大体120センチ位あります(当店では狭いスペースに収めるため、大胆にも丸ノコで90センチにカットしました)。運搬には2人必要です。100V電源のものであれば、家庭でもそのまま使えます。基本的なメンテナンスを怠らなければ、まず故障しません。新品価格は30万円~といったところでしょうか。
職業用は、手内職のプロの方達も使うポータブルタイプのミシンです。こちらは基本構造は工業用と変わりませんが、モーター内蔵型で、ボディはプラスチックを多用しているので軽く、持ち運びも可能です。耐久性は工業用には及びませんし、パワー不足で厚物縫いは限界がありますが、中厚くらいのものまでなら充分使えます。10万円くらいから。需要が高いので、中古でも4万円以上はするようです。
家庭用は、直線縫いだけの単一機能のものは少なくて、切り替えスイッチでジグザグ縫いやら、ロック始末やらが出来たりしますが、負荷の少ない薄物しか縫えず、長く使っていると必ず故障します。不動状態になったものをバラしたことがあるのですが、ギヤ周辺のパーツにプラスチックがコーティングしてあり、それが経年劣化でひび割れたのが故障原因でした。マンション等で使うことも考慮して、音や振動が出ないように対策してあるのかもしれませんが、プラスチックは、(仮に使っていなくても)経年劣化していきます。また、機械式と違いコンピューターが入っているので、基盤もいずれダメになります。値段はピンキリですが、高額なものでも必ず壊れて粗大ゴミになるので、買わない方が良いでしょう。
ちなみに、(レザー用)上下送り直線縫いミシン、チェーンミシン、横振りミシン、八方ミシンといった単一機能の特殊ミシンは、すべて工業用ということになります。