続けて、パッチ縫い付け

続けて、パッチ縫い付け
A-2の胸と左腕にレザーパッチの縫い付けです。
お客様より持ち込まれた第8空章のパッチは、レザーを切り貼りしたコンポジットでなかなか凝ったつくりです。ただ縁取りの革が薄すぎて強度的に不安があるので、ミシン針を細めの丸針の交換して対応しました。革針は先端に刃がついており、ザクザク繊維を切り開いて進んでいきますが、革に強度が足りないと切り取り線のようになってしまいます。
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本日のニュースより

尖閣ビデオは非公開、「日中」再悪化を懸念 
政府・与党は7日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の様子を海上保安庁が撮影したビデオについて、公開に応じない方針を固めた。
公開すれば日中両国で相互批判が再燃し、4日の日中首脳会談を機に改善の兆しが出てきた日中関係が再び悪化しかねないとの判断からだ。
(以上引用)

なにやら火消しに躍起になっていますね。
マスメディアの報道姿勢も、先週日本各所で盛り上がった反中国の大規模デモを全く報道しないなど、もはやメディアの意味がありません。
この政府と一体化した自粛ムードは、政府の意を汲んでというよりスポンサードする企業の圧力が働いているのではないか。中国と密接なつきあいを続ける企業にとっては日中関係のこじれが死活問題になるのは当然の事です。
他の産業についてはよくわかりませんのであれこれ言えませんが、アパレル業界について言えば、国内で流通している衣料品のうち、純国産は5%程、あとはすべて輸入に頼り、そのうち実に90%を中国で生産しています。現在は中国抜きには全く成り立たたない状況です。
しかし、今回のような事件をカントリーリスクととらえて、早急に生産拠点を移していく事を考えても良いのではないか。工業立国は中国だけではありません。アジアにはインドやベトナムなど、中国と比べれば100倍位まともで、モノづくりにも長けた親日的な国があります。これらの国では、少なくとも日本企業の社員が難クセをつけられてさらわれたり、日常的にワイロを要求されたり、商材を横流しされたり、合弁会社をつくったとたんに乗っ取られたりすることは無いでしょう。生産拠点を移すとなれば、莫大なコストがかかりますが、こんな国と長々付き合いを続けていく方がリスクが大きいんじゃないでしょうか?
実はアパレル業界の背中を押すのは政府がその気になれば簡単で、中国からの輸入品の関税を高くすればいいのです。その分、友好国からの輸入税率を引き下げればさらに効果的です。
まっ、今の政府には出来ない事ですけどね。