本日のニュースより

岐阜県内のミャンマー人技能実習生、失踪急増 難民申請か

「ごめん」手紙残し消えた5人
ミャンマー人技能実習生の失踪が、岐阜県内で相次いでいる問題。労働集約型の産業で深刻な人手不足に悩む縫製業とアイロンプレス業では、外国人技能実習生は欠かすことのできない労働力となっている。実習先企業は突然、働き手を失い、経営に大きな痛手となっている。
既製服関係の会社が加盟する県内の受け入れ団体は昨年1月、ミャンマーから女性7人を初めて受け入れた。それまでは中国から受け入れてきたが、日本と中国の賃金の差が縮まってきた影響で、若くて優秀な人材が中国から集まりにくくなった。ミャンマーは中国やベトナムに比べて人件費が低く、外資の繊維産業が進出し、カンボジアやインドネシアに比べてミシンを扱える人が多い。2年前に加盟企業が資金を寄せ、ミャンマーの都市ヤンゴンに来日前の実習生向けの日本語教室を新設するなど、受け入れ体制を備えてきた。
(以上引用)

これは全国的な問題で、もうずっと前から、織布工場や縫製工場、二次加工の工場では日本人の働き手が足りない。
単調でキツい仕事だし、あまり将来性も無いと思うのか、募集をかけてもサッパリ集まらないのだ。待遇面もあるが、ある程度の規模の工場だと僻地にあったりするので、尚更人が集まりにくい。若い人が入ってこないので、日本人従業員の平均年齢も相当高齢化している。
それで仕方なく、外国人の実習生をはめ込んでラインを維持しているような状態。しかしトンズラする実習生があとを断たないのだ。
「ものづくり日本」の現実は、なかなか厳しい。