マイナートラブル

マイナートラブル
先日ジムニーで市内をちょろっと走ったときに、運転席を留めているボルトが一箇所ぐらついてギシギシ音を出していた。
簡素なつくりの運転席はボディの4箇所にボルト留めされている。そのうちの手前の一箇所が緩んでいたので、早速レンチを取り出して締めつけたところ、なんとボルトの頭がポキリともげてしまった。
…あ〜ぁ。
年数を経たスチールのボルトが、錆と振動で劣化していたのだろう。運転席のボルトは、全塗装やシートカバーの装着で何回か脱着しているが、そのときは何ともなかったのに…。
本体側のステーにネジ部分が残ったままで、ボルトの頭がもげてしまうと厄介である。
残ったネジをなんとか外さなければならないが、ネジの出代が3ミリほどしかなく、プライヤーで摘んで回すのも困難な状態。運転席が乗っている状態では作業も出来ないため、面倒だが残り3箇所のボルトも外して運転席を撤去した。
あれやこれやといろいろ試し、結局ネジ自体に斜め方向から穴を開け、それにピンを差し込んで、ゆっくり小突きながら左に回し、なんとか抜き取った。同じピッチのタップが手元にあったので、ステーのネジ山をきれいに整えて、新品のボルトと交換した。
やれやれ…^_^;
たったこれだけのことで、所要時間2時間。

画像1/格闘の末、取り外したボルト。ここまでの過程は余裕が無くて、撮影画像無し。

画像2/リーマでバリを取り、タップでネジ山修正。

画像3/新しいボルトに交換。この後、運転席を取り付けて作業完了。