レザーベスト製作

レザーベスト製作
火曜日の大阪出張で、ファニー本社で見繕ったヘアカーフが届いた。
黒×白の丸ごと一頭分だが、子牛なので成牛に比べればずいぶん小さい。これを使ってカウボーイのウッディーのようなベストを製作する。
まずは型紙を置いて、どの部分でどのパーツを取るかをきちんと検討してみる。毛付きの革には毛並みがあって、隣り合わせの革が逆毛にならないように裁断しなければならない。天然のものなので瑕疵もあり、それを上手く避けて型入れする必要がある。
余談だが織物の裁断も要領は同じで、デニムやシャンブレーといった無地で上下の無い生地は生地幅カツカツに裁断出来るが、柄物や方向性のある生地はそういうわけにはいかない。ピッチの大きな織り柄やプリント柄などで、きちんとポケットまで柄合わせ裁断をすると非常に手間がかかり、用尺も余分に必要になる。
したがって安い価格帯の衣料品では柄合わせはされていないことが多いのだ。

画像1/何箇所か穴のあいている部分がある。

画像2/穴の裏面。

画像3/目に入りやすい部分に黒×白がバランスよく配置出来れば理想だが、なかなか難しい。