本日の修理品/リーバイス 501

本日の修理品/リーバイス 501
サイドシームには赤耳は使われておらず、ロック始末されているので、80年代以降の501だとおもわれます。
現行の501との違いは、後ろポケットの上端には閂止めが入り、インシームは縫い代が片倒しされている(現行品は二本針による巻き伏せ)点ぐらいでしょうか。
ウィークポイントともいえるインシームのスリップと、ボタンホールの広がりをリペアします。

画像1/色はかなり抜けているが、コンディションとしては悪くない状態。

画像2/ボタンホールは全て芯糸が切れ、ボタンがすぐに外れてしまう状態。

画像3/修理後。

画像4/二本針ミシンで始末している現行品に比べると、スリップ(滑脱)しやすいインシーム。

画像5/修理後。インシーム内側はコットンテープで補強。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。