Me and Bobby Macgee/ミー&ボビーマギー

Me and Bobby Macgee/ミー&ボビーマギー
私にとってのベストソングです。
曲名をきいて思い当たらなくても、洋楽の好きな方なら必ず一度は聴いたことがある曲です。
原曲はシンガーソングライターのクリス・クリストファーソンによる1970年の作品です。
この人は俳優としても有名で、サム・ペキンパー監督の「ビリー・ザ・キッド」、「コンボイ」で主役を張り、現在でも性格俳優として多数の映画に出演しています。
さて、この曲の素晴らしさは、70年代から現代に至るまで、ジャンルを超えて様々なシンガーに歌い継がれているところではないでしょうか。
ジャニス・ジョプリン(これが一番有名かも)、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイス、ウイリー・ネルソン、ドリー・パートン、ケニー・ロジャース、オリビア・ニュートン・ジョン(反日イルカおばさん)、高石ともや、最近ではリアン・ライムス、ピンク、女優のジェニファー・ラブ・ヒューイット(→ヘタクソ)まで、様々なアレンジでカバーされ続けています。
どのシンガーのバージョンも素敵ですが、ドリー・パートンのCD「those were the days」に収録されたものが特にお気に入りです。さすがベテラン、もの悲しい歌詞をしっとりと歌い上げて、サビの部分でガツンとハートを打ってくれます。
この曲は1年365日、毎日聴いていても飽きることがありません。

♪Me And Bobby McGee / KRIS KRISTOFFERSON

打ちひしがれ バトンルージュで列車を待っていた。
私の気分は 色あせたジーンズのようだった。
ボビーが親指を立ててトラックを止め 危なく雨から逃れた。
乗せてもらって行く先は ニュー・オリーンズだった。
私はハーモニカを 汚れた赤いバンダナから引っ張り出した。
私がそれを低く吹いて ボビーはブルースを歌った。
ワイパーが拍子を取る。 私は片手でボビーの手を握ってた。
私達はいろんな歌を歌った。 ドライバーの知っている歌を。
「自由」って 「失うものは何も残ってない」ってこと。
何も 価値あるものは何もない それが自由ということ。
気分が良くなるって簡単なこと 彼がブルースを歌えば。
ねえ 気分が良ければ それで十分 私には。
それで十分だった 私と 私のボビー・マギーには。

*一人称は歌い手によって男になったり女になったりします。YOU TUBEで簡単に検索出来ますから興味のある方はどうぞ!