本日の修理品

本日の修理品
リーバイスの501、66と呼ばれるビンテージ品の修理をおこないます。
股ぐりがパンクしかかっており、その周辺の生地も薄くなって穴が空いています。この部分は接ぎ目に合わせて別々の生地で当て布をします。平面ではないので一枚の布でざっくりと裏張りするわけにはいかないのです。
50年近く前の生地はすでに耐用年数を越えて弱りきっているので広い範囲で当て布をし、生地の目に沿ってタタいていきます。

画像1/耳付きのリーバイス501と修理用のデニム生地。古着商だった頃はこの年代のUSED品もたくさん販売しました。20年以上前はコンディションの良い物でも5800円でした。その後高騰しましたが…。

画像2/前後共股の周囲がパンク寸前。

画像3/前後左右別布で裏張り。

画像4、5/修理完了。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。