ビュイック始末記 (制動装置編)

ビュイック始末記 (制動装置編)
アイドリングの不調からあっさりと抜け出したビュイックだったが、その後付近を走行してみると、どうもブレーキを引き摺っている感じがする。
エンジンはトコトコと快調だがブレーキの踏み代が少なくなっており、付近を一周したがドライブレンジでブレーキに足をかけていなくてもアクセルを離すとタイヤがロックされてしまい停車してしまう。車庫入れでは、バックギアに入れてもかなり踏み込まないと後進しない。もちろんサイドブレーキは引いていない。これはあきらかにブレーキの変調である。ガレージ井口さんにまたもや電話すると、どうもマスターバック(ディスクブレーキの制動倍力装置)がダメになったかもしれないということ。
考えられるのはエンジン不調時に低速でアクセルをふかしながらブレーキを踏み続けたことで、古くなったマスターバックの内部に不具合が出た可能性である。この部分は今まで不調は無く、15年以上特にオーバーホールせずに使い続けてきたが、ついに逝ってしまったということか。
…はぁ〜っ。
……またもや気が滅入る。
エンジンの負圧が無くなれば一旦元の状態に戻るはずだと言われ、翌日に確認すると、たしかに元の状態に戻っていてちょこっと走行する分には何の異常も無かった。
しかし安全に関わる箇所なので、この際新品交換した方がベターだとのことで、当分出動を控え、また静岡から積車で引き取りにきてもらう羽目になったのであった。
車検から帰ってきてほとんど乗っていないというのに…。